DO INSECTS PLAY? by Johanna Tagada

イギリスを拠点に活動するフランス人アーティスト、ジョアンナ・タガダ(Johanna Tagada)の作品集。いつでも遊び心を忘れず、自身の置かれた環境に強く意識を傾けて制作に取り組む作者の活動、作品を理解する手がかりとなる一冊。収集した紙、絵画、テキスタイルで構成された現在も継続中のシリーズ『Cocooning』。そこからテーマに沿って選ばれた柔らくも力強いコラージュと、綿と水を再利用して作る新作『To End is to Start』の一部を収録。収録作品は全て2018-19年の間に、南インドでのアーティスト・イン・レジデンスにて制作された。ここで作者は手漉き紙制作の知識と技術を深めた。自身で書き記した短いストーリーが添えられることで、ページの中で優しい旋律が流れているような効果を感じさせる。

本作は、写真作品を中心とした作品集を刊行するフランスの出版社CHOSE COMMUNEが手がけるシリーズ「Coup de Crayon」の第3作目。本シリーズは写真から離れ、ペインティング、ドローイング、コラージュ作家それぞれの描き下ろし作品で構成されており、2019年はジョアンナ・タガダのほか、1作目に イリス・デ・ムウイ(Iris de Moüy)、2作目にはナタリー・ドゥ・パスキエ(Nathalie Du Pasquier)が参加する。

by Johanna Tagada

REGULAR PRICE ¥5,500  (tax incl.)

hardcover
64 pages
170 x 225 mm
color
2019

published by CHOSE COMMUNE