HARVARD WORKS BECAUSE WE DO by Gregory Halpern

国際的写真家集団「マグナム・フォト」候補生であり、2014年にグッゲンハイム奨励金を受けた経歴をもつアメリカ人フォトグラファー、グレゴリー・ハルパーン(Gregory Halpern)の作品集。ハーバード大学の学部生が、同大学で働くブルーカラー労働者の賃金をケンブリッジ市が定めた水準にするよう主張する座り込みストライキを行った2001年4月、作者は大学総長宅に乱入した50人のうちの1人だった。ハーバード大学は、1994年から2001年までの間に寄付金を3倍にも増やし、1日に500万ドルもの大金を集め世界で最も裕福な非営利団体となりながら、労働者たちの賃金を削り続けていたのである。ストライキから更に遡ること2年前、作者は「Harvard Living Wage Campaign」という名の学生グループに参加し、労働者たちを写真に撮り、生活や仕事への思いを記録するプロジェクトを始めていた。現状を明らかにし、知り合った人たちの話を多くの人へ共有し、ハーバード大学や一般的な大学に広がる階級社会についての問題提起をするためであった。結果、本書はこの豊饒な国に存在する格差の有様を悲しくも明らかにしている。

by Gregory Halpern

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hardcover
176 pages
270 x 210 mm
black and white
2003

published by QUANTUCK LANE PRESS