MVSC03 by Aldo Bakker
オランダ人デザイナー、アルド・バッカー(Aldo Bakker)の講義とその生徒たちの記録をまとめた作品集。2015年、マールテン・ヴァン・セーヴェレン財団とヘント芸術大学(KASK)デザイン学科は、ベルギー人家具デザイナーのマールテン・ヴァン・セーヴェレン(Maarten Van Severen)の作品の関連性と意義を今日のデザイナーに伝えるための講座を設けることを決定した。それ以降毎年マールテン・ヴァン・セーヴェレンの作品に共感する一流のデザイナーが講義とマスタークラスを開催している。講師は、自分の作品とマールテン・ヴァン・セーヴェレンの作品との共通点や、現在のデザイン文化の観点から彼の作品の特徴について考察する。MVSCシリーズ第一弾の講師はフランス人デザイナー、エルワン・ブルレック(Erwan Bouroullec)、第二弾はブレノスアイレスに生まれスイスを拠点とするプロダクトデザイナー、アルフレッド・ハベリ(Alfredo Häberli)が務めた。2018年2月から3月に開催されたMVSCシリーズ第3弾では、アルド・バッカー(Aldo Bakker)が6校から集まった14人の学生に対しマスタークラスの講義を行った。ベルギー、ゲントのMiry Concert hallにて、同年3月6日に3度目のMVSC講義の成果が発表される場が設けられ、美しいカトラリーのコレクションが並んだ。バッカーによる講義の書き起こしと、バッカーによるインタビュー、そして生徒たちの成長を見て取れるマスタークラスの概要が収録されている。
作品集/展覧会参加学生:アレクサンドル・プッキ、ベレニス・デ・サルヴァトーレ、クレモンティーヌ・シュミット、ハイケ・ドベラーレ、ヨハネス・ブロイヤー、ヨナス・アルトハウス、カシア・クハルスカ、サーラ・カンテレ、サミュエル・ドン=ジュ・フォン・デュッフェル、スタン・ダーン、ターニャ・ヴァルバノーヴァ、ヴァレンタイン・マーティン