CY TWOMBLY’S THINGS by Kate Nesin

21世紀を代表するヴァージニア州生まれのアメリカ人アーティスト、サイ・トゥオンブリー(Cy Twombly)の作品集。本作はトゥオンブリーの立体作品を研究するアメリカ人美術史家のケイト・ネシン(Kate Nesin)による著作であり、トゥオンブリーの彫刻作品に焦点を当てている。トゥオンブリーは、第二次世界大戦後最も影響力のあるアーティストの1人であるが、彫刻作品に関してはあまり知られていない。1964年以降、非常に多くのファウンドオブジェクトによる作品を作り、その中のいくつかは、様々な手法を用いて白く塗られて仕上げられている。トゥオンブリーの生涯において、彫刻というジャンルの中で作品の立ち位置は目まぐるしく変化しているが、自身は数十年にわたり驚くほど一貫性のある作品を生み出している。本作において、ネシンはまず歴史上ないしは現代の彫刻作品に関し、媒体や言語における制約とトゥオンブリーとの関係性についてその価値を解説、評価している。トゥオンブリーの立体作品に対して「時代や枠を超えた詩的なものである」と説く者もいる一方で、ネシンは単調さ、彫刻的な「もの(things)」である素材の扱い、そしてそこに内在する難しさを特徴付けるために用いる言語の可能性と同様にそれを際立たせることに焦点を当て、我々のいわゆる詩的な感覚を複雑なものとする。個々の作品を綿密に読み込むことや、表面・名称・間隔・反復といった関心における明白な指針を深く分析することで、ネシンはトゥオンブリーの卓越した彫刻作品の制作活動を生き生きとしたものにする。

by Cy Twombly , Kate Nesin

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hardcover
248 pages
260 x 200mm
color, black and white
2014

published by YALE UNIVERSITY PRESS