DYCKMAN HAZE by Adam Pape

アメリカ人フォトグラファー、アダム・ペイプ(Adam Pape)の作品集。都市には、その碁盤の目から逃れて誰にも見つからずに歩き回る術がある。ニューヨークの街中にある公園はこうした逃避にはうってつけの場所で、疎外感と中毒性を同時に引き起こす。都市の住人と自然にとって公園は成長のための空間であり、ストリートの視線から隔てられた第2の都市と言える。本作において作者は、マンハッタンのワシントンハイツとインウッドの都市公園を、昼夜展開する物語の背景とした。教会や寺院と同じく公園もまた人を変える力を持っている。若者たちにとって公園は開かれた劇場であり、暗闇の中で彼らは様々な役を演じてみる。自然がもたらす恩恵や危険を思い出させる都市の周縁では動物たちが身を潜め、都市の住人たちが歩き回り、魚を釣り、煙草を吸い、時間を潰す。作者が演出したモノクロのイメージは、人間、動物、そして風景の間に現在進行形で交わされているやりとりを人工的な光の中に浮かび上がらせた。マンハッタンの境界線の傍ら、開発の手を逃れた聖域で歴史と神話が戯れる。

by Adam Pape

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softcover
96 pages
210 x 260 mm
black and white
2018

published by MACK