PHOTOGRAPHY AGAINST THE GRAIN: ESSAYS AND PHOTO WORKS, 1973–1983 by Allan Sekula

アメリカ人フォトグラファー、理論家、映像作家である、アラン・セクーラ(Allan Sekula)による1984年発行の同名著書(Nova Scotia College of Art and Design刊)の再版。作者は1970年代初頭より実践と理論の両面から写真にアプローチすることで、自らの研究に取り組んだ。また、1985年からはカリフォルニア芸術大学で約30年間にわたって教鞭を執り、教育者・作家・理論家としての立場から、写真論を数多く説いた。それらの論説は、写真の消費・生産の状況といった内容にまで及び、当時写真の被写体として取り上げられることの少なかった対象物(女性、労働者、マイノリティや文化的偏見を助長する慣習的思考用式)を世に暴いた。本書では、マルクス主義を踏襲し、全体的模範を首肯しながら、労働と物質文化の不可分な結びつきについて自論を提示する。

by Allan Sekula

REGULAR PRICE ¥8,250  (tax incl.)

softcover
250 pages
215 x 277 mm
color, black and white
2016

published by MACK