SUB SOLE by Massao Mascaro

ベルギー在住フランス人写真家、マサオ・マスカロ(Massao Mascaro)の作品集。

『Sub Sole』(ラテン語で「太陽の下」の意)は、2017年から2020年の間に制作されたシリーズであり、セウタ、ナポリ、アテネ、パレルモ、イスタンブール、チュニスとランペドゥーザ島の7つのステージで構成された、地中海沿岸を巡る旅へと誘う。アイルランドの作家ジェイムズ・ジョイス(James Joyce)による小説『ユリシーズ』の神話的叙事詩にもとづいた航海の旅程を辿る物語が紡がれている。文化の交差点であり神話の発祥地でもある地中海は、今日、かつてないほどに移住、亡命、移動が行われ、その地の特徴ともなりつつある。7回の航海と数多の偶然の出会いを経て、作者はこの地域に住み、行き交う若者を探しに出た。作者が本作のために引用した文学的な物語は、その作品にとって目に見えない伴侶のようなものであり、作者が写し出した現代的なイメージに古代的なもの吹き込んでいる。太陽の下で、政治的、経済的、実存的、そして詩的含意が交錯し、過酷で暑い地中海の光の下で、そのリズムが人間の生活を形作る。」-ソニア・ヴォス(Sonia Voss)

by Massao Mascaro

REGULAR PRICE ¥7,700  (tax incl.)

hardcover
168 pages
246 x 290 mm
black and white
2021

published by CHOSE COMMUNE