ALLAN SEKULA, ART ISN'T FAIR: FURTHER ESSAYS ON THE TRAFFIC IN PHOTOGRAPHS AND RELATED MEDIA SALLY STEIN, INA STEINER (EDS.) by Allan Sekula Description

アメリカ人フォトグラファー、理論家、映像作家である、アラン・セクーラ(Allan Sekula)の作品集。作者は、2012年に完成した自身最後の映像作品『Art Isn’t Fair』において、世界中から裕福なエリートが集まるイベントの1つとしてアートフェアが人気を集めるようになったことを批判していた。この作品をテキスト、写真、映像によるエッセイとしてまとめた本書を読むと、作者がアートと写真の様々な共通点や変わりゆくアート界の権力構造を地域的かつ国際的な視点から長年考察してきたことがよくわかる。2013年にこの世を去るまで1冊の本として出版されることがなかった作品群をまとめて見てみると、作者が人生をかけて打ち込んできたテーマの深さと幅広さについて改めて考えさせられる。幅広い文献で引用されてきた作者の長文エッセイ『The Body and the Archive』(1986年)、『Photography between Labour and Capital』(1983年)などのあまり知られていないがいずれも包括的な歴史的批評、初期の作品についての作者自身の再考、ウォーカー・エヴァンス(Walker Evans)、ロバート・メイプルソープ(Robert Mapplethorpe)、スーザン・マイゼラス(Susan Meiselas)、ジェームズ・ベニング(James Benning)、現代カナダの政治的モンタージュの巨匠キャロル・コンデ&カール・ベヴァリッジ(Carole Condé & Karl Beveridge)などのアーティストや写真家について書かれた多数のエッセイを収録。さらに巻末は『Art Isn't Fair』から厳選されたスチール写真と、この物語の複写で締めくくられている。

by Allan Sekula

REGULAR PRICE $58.00

paperback
344 pages
215 x 277 mm    
color, black and white
2020

published by MACK