イタリア人アーティストでデザイナーであるアンドレア・アナスタシオ（Andrea Anastasio）の作品集。2022年2月から4月にインド・ニューデリーのイタリア文化会館で開催された展覧会に伴い刊行された。哲学的なオリエンタリストであり、独学でデザイナー、アーティストとして活躍する作者は、イタリアとインドの間で生涯を過ごしてきた。作者は時間をかけて2つの国から制作方法や文化的レファレンスを取り入れ、しばしばそのマトリックスと言語体系を統合してきた。イタリア人美術史家、キュレーターのドミティラ・ダルディ（Domitilla Dardi）による企画で発表された作者の作品から、デザインとアート、大量生産品と手作り品、産業とアートインスタレーション、イタリアとインドの間など、様々な面で行われる対話で二つの物語を読むことができる。