「完全さ、静寂、そして光を内に秘めた空隙を私は描きたい。私は永遠を描きたい。」

イタリア人アーティスト、アントニオ・カルデラーラ（Antonio Calderara）の作品集。2018年1月19日から2月17日までロンドンの「Lisson Gallery」で開催された展覧会に伴い刊行された。作者が遺した1950年代後半から1970年代初期の主要な作品をまとめた展覧会と本集は、具象から抽象へとシフトを遂げた作者の制作活動における重要な一時期に光を当てている。美術史家・キュレーターのフラヴィア・フリジェッリ（Flavia Frigeri）と 「Lisson Gallery」オーナー、ニコラス・ログスデール（Nicholas Logsdail）によるエッセイを収録。