ARCH+ 253: THE GREAT REPAIR: A CATALOG OF PRACTICES
ドイツ発の建築・都市化に焦点を当てた雑誌「ARCH+」253号。本号のテーマは「THE GREAT REPAIR: A CATALOG OF PRACTICES」。
このテーマは矛盾した表現である。「THE GREAT REPAIR」は、矛盾したように見える二つの原則、すなわち体系的な変化をもたらす革新的な野心と、修理という進化論的な行為が結びつけられている。一つの決裂の概念としてある「革命」に対する正当化された(ポストモダンの)懐疑論に反して、我々は、目覚ましい変化をもたらしてくれるという願望を捨ててはならないのである。哲学者であるエバ・フォン・レデッカー(Eva von Redecker)は、本号でこの考えを、同様のラインに沿う形を用い系統立てて解説している。
本書は、2024年3月から5月にかけてパリの「パビリオン・ドゥ・ラルセナル(パリ市建築博物館アルセナル館 / PAVILLON DE L'ARSENAL)」で開催された展覧会「THE GREAT REPAIR」に伴い、シリーズ2号が英語版で刊行された。第一号「ARCH+ The Great Repair - Politics for a Society of Repair - A Reader」は理論的な入門書として、第二号である本書は修繕の実践について紹介している。
by ARCH+
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