FREE SPACE, TRANSFORMATION, HABITER by Anne Lacaton, Jean-Philippe Vassal

2021年にプリツカー賞を受賞したフランス人建築家のアンヌ・ラカトン(Anne Lacaton)とジャン=フイリップ・ヴァッサル(Jean-Philippe Vassal)の作品集。2人による作品群を3つのコンセプト「フリースペース(FREE SPACE)」、「トランスフォーメーション(TRANSFORMATION)」、「アビテ(HABITER)」を通じて紹介する1冊。

フリースペース:理想の空間とは、広さ、効率、快適さが十分に整っていなければならない。これはあらかじめ定められた目標であり、ラカトン & ヴァッサルによる建築の原理原則である。これについて議論の余地はなく、2人による全てのプロジェクトの基本になっている。

トランスフォーメーション:建物を取り壊してはならない。常に何かを付け加え、変化させ、拡張する方法を考える。既存の構造や状況に、自由な空間(フリースペース)を適用する。空間は既存の前提条件として扱われなければならない。空間の価値をありのままに受け止め、決してそれに逆らわずにプロジェクトに取り入れること。

アビテ(住む・暮らす):空間に暮らす、空間を使う、空間を自分のものにする。建築映像作家でありジャーナリストのカリーヌ・ダナ(Karine Dana)による映像のフレームを通じて他者と居住空間を具体的なものとして提示し、ラカトン & ヴァッサルが建てた9つの建築作品で営まれている生活と居住者を見せる。

本書はスペイン・マドリッドの「Museo ICO」で2021年10月から2022年1月に開催された展覧会に伴い刊行された。

by Anne Lacaton , Jean-Philippe Vassal

REGULAR PRICE ¥7,150  (tax incl.)

hardcover
132 pages
248 x 311 mm
color, black and white
2017

published by WALTHER KÖNIG