THE MODERN ARCHITECTURE OF CADAQUÉS: 1955–71
スペインのコスタ・ブラバ海岸の小さな漁村カダケスは、ダリ、ピカソ、ミロ、デュシャンをはじめとする20世紀の最も偉大な芸術家たちが夏になると訪れたり、居を構えた場所だった。コルビュジエ初期のスタイルとバーナード・ルドフスキー(Bernard Rudofsky)やホセ・ルイ・セルト(Josep Lluís Sert)らが提唱した地中海建築の概念に触発された若き建築家の一群は、この村で新しい地中海の家を提案した。フェデリコ・コレア(Federico Correa,)、アルフォンソ・ミラ(Alfonso Mila)、ホセ・アントニオ・コデルク(Jose Antonio Coderch)、フランシスコ・フアン・バルバ・コルシーニ(Francesco Joan Barba Corsini)、ピーター・ハーデン(Peter Harnden)、ランフランコ・ボンベリ(Lanfranco Bombelli)、オスカー・トゥスケ(Oscar Tusquets)、ルイス・クロテット(Lluís Clotet)らが設計した22軒の家と、カダケス独特の建築様式と環境を当時の写真で紹介する。編集は、『Apartamento』の共同創設者であり写真家、出版者、クリエイティブディレクターのナチョ・アレグレ(Nacho Alegre)。オスカー・トゥスケによる前書きも収録。上記の建築家たちの友情やお互いに与えた影響、そこからどのような建築が生まれたか感じとれる1冊。
by Nacho Alegre
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¥9,900
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