THERE IS A PLANET. TEXTS AND PHOTOGRAPHS by Ettore Sottsass

イタリア人建築家、インダストリアルデザイナーであり、「メンフィス・グループ(Memphis Group)」の中心人物でもあったエットレ・ソットサス(Ettore Sottsass)の作品集。

2017年、作者の生誕100周年と没後10年を迎えた機に、エットレ・ソットサスのパートナーで「メンフィス・グループ」のメンバーでもあり、評論や編集も手がけるバルバラ・ラディーチェ(Barbara Radice)の企画・キュレーションにより、「トリエンナーレ・デザイン・ミュージアム(La Triennale di Milano / Triennale Design Museum)」で開催された回顧展に伴い、 展覧会図録と作品集が刊行された。本書は、作者自身が撮影した写真をまとめた作品集である。

展覧会のタイトルでもある『 THERE IS A PLANET』は、1990年台に作者がデザイナーのウメダ・ナナエとドイツの出版社「Wasmuth」と始めたものの、未完のまま終わった同名のプロジェクトから採用。作者が世界中を旅して建築、家、ドア、人物、住居にまつわるシチュエーション等を撮影した写真が本書には収録されている。作品は、「THE PLANET」というテーマにはじまり「そこに住む人々」「その人々が建てた家」「その家のインテリア」「家の入口や窓や階段」という5つのグループに分けられている。要は、「この地球(THE PLANET)に暮らしている人間の存在」を撮影している。

実際の展覧会では、作者自身のエッセイにちなみ、9つのテーマ別に部屋が分けられている。写真のみならず、建築、ドローイング、デザイン、ペインティング、オブジェ、家具、彫刻、ガラス製品、陶芸、刊行物、著作など多岐にわたる活動の痕跡を辿ることができる。展覧会のデザインは、建築家のミケーレ・デ・ルッキ(Michele de Lucchi)とグラフィックデザイナーのクリストフ・ラドル(Christoph Radl)が手がける。

by Ettore Sottsass

REGULAR PRICE ¥7,150  (tax incl.)

softcover
272 pages
177 x 241 mm
color, black and white
2017

published by ELECTA