THE LASTING ONE, THAT DIDN’T LAST, THAT STILL LASTS by Hannelore Van Dijck

ベルギー人アーティスト、ハンネロア・ファン・ディク(Hannelore Van Dijck)の作品集。木炭をそのまま直接紙に描く作風で知られる。マイケル・ニューマン(Michael Newman)、ローラ・スタンプス(Laura Stamps)、クリストフ・ファン・ゲレウェイ(Christophe Van Gerrewey)によるテキストを収録。

ファン・ディクが壁や床、天井をドローイングで完全に覆うことで、新たな『皮膚』がスペースに存在する。その時、通常のサイズの絵に期待されることとは正反対のことが成され、我々の予想を超え困惑させる。壁の特徴が表面化すると、他のものが自動的に隠される。彼女は、空間を『歪ませる』のである。そして自身が見るもの、重要だと考えることを我々に明らかにするような傑作を幾度となく生み続けるだろう。木炭を手にすると、彼女はリズムを掴み、夜通しで何日も書き続けることができる。それは職人技のようなもので、空間に命を吹き込んでいるのである。彼女がそこにいない時でさえそれは存在している。彼女の手は、至る所に存在する。空間に対する彼女自身の独特な認識がそのように共有されることで、我々が考察し、見たことに対峙させるのである。」- ローラ・スタンプス

ファン・ディクのドローイングは、昼間に描かれたものであろうとなかろうと、日中ではなく夜の作品であると言える。その光は、太陽でなく月なのである。」- マイケル・ニューマン

by Hannelore Van Dijck

REGULAR PRICE ¥7,040  (tax incl.)

softcover
160 pages
230 x 300 mm
color, black and white
limited edition of 1,000 copies
2017

published by ART PAPER EDITIONS