I WANTED TO TALK ABOUT THE FUTURE BUT I ENDED UP THINKING ABOUT THE PAST by Richard Deacon

イギリス人彫刻家、リチャード・ディーコン(Richard Deacon)の作品集。2018年3月19日に北京の中央美術学院(CAFA)で行われた講義をまとめた一冊。旧石器時代の手斧から3Dプリンターに至るまで、彫刻という芸術分野の壮大な歴史をまとめたヴィジュアルエッセイとなっている。巻頭を飾るのは1996年11月28日のガーディアン紙の第一面。その見出しは、ある絵の表面からイギリス人ロマン主義画家ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(JMW Turner)の指紋が発見されたという内容であり、このことによってこの絵の作者が事実としてターナーであることが証明されている。大昔の足跡や過去の文明の遺物という証拠を見ると、私たちはその歴史的説明を簡単に信じてしまうと作者は指摘する。「どうすれば1万7000年前のフランスの洞窟の中を一人の若者が歩いたかどうかわかるでしょうか。彼がそこに足跡を残したから、私たちは知っているのです。」本書に収められたエッセイとプレゼンテーションから、作品の出所とその確実性、そして盗用について作者独自の考え方の一部を理解することができる。最後に作者は未来のアーティストたちのために彫刻をどのように発展させていくべきかについてこう提案している。「文化は私たちに属するものではありません。私たちは先人から文化を受け継ぎ、先人は文化を自然から学んだのです。この文化は私たちに委ねられてきました。そしてそこには、私たちが作り出しているテクノロジーによってこれをさらに向上、発展させる可能性があります。

by Richard Deacon

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softcover
120 pages
210 x 140 mm
color, black and white
2019

published by LISSON GALLERY