I WILL SURVIVE by Hito Steyerl

ドイツ人映像作家、ヒト・シュタイエル(Hito Steyerl)の作品集。現代社会の中で芸術や美術館が担っている役割を考察する際、作者の作品やテキストで示した見解は非常に参考になる。またこれらは、様々な形式のメディア表現を用いて実験的な作品を作ったり、人工知能とその利用について批判的な考察をしたりする際にも非常に重要である。この30年間、作者はアナログイメージとそのモンタージュの持つ多様な可能性から、デジタルのスプリットイメージの流動性と、それが戦争や虐殺、資本の移動などの表現に対して及ぼした影響まで、カメラが映し出すイメージの変化を追い続けてきた。作家のブライアン・クアン・ウッド(Brian Kuan Wood)は、作者が提示するデジタル・ビジュアルワールドについて「私たちはもはやバーチャルではなく、まだよくわからない、おそらく全く別の具体的な概念に向き合っています。それについて私達はようやく理解し始めたばかりです」と書いている。本書は、2020年秋にパリの「ポンピドゥー・センター」とデュッセルドルフの「ノルトライン・ヴェストファーレン州立美術館」で開催された作者の展覧会に合わせて出版。この協同プロジェクトは、ドイツ連邦文化財団の助成を受けて実施された。

ノラ・M・アルター、カレン・アーチー、テレサ・カストロ、アレクサンドラ・ドラージュ、フロリアン・エブナー、トーマス・エルセサー、アヤム・グラオウィ、トム・ホラート、ドリス・クリストフ、マルセラ・リスタ、ヴァネッサ・ジョアン・ミュラー、フロレンティーヌ・マーリー、マーク・テルケシディス、ブライアン・クアン・ウッドによるテキストの他、ヒト・シュタイエルとトレバー・パグレンによる講演の書き起こしを収録。

by Hito Steyerl

REGULAR PRICE ¥5,600

softcover
448 pages
200 x 285 mm    
color, black and white
2020

published by SPECTOR BOOKS