SOMETHING MISSING? by Sophie Calle

フランス人コンセプチュアルアーティスト、ソフィ・カル(Sophie Calle)の作品集。2026年3月から9月にかけてデンマークの「ルイジアナ近代美術館(Louisiana Museum of Modern Art)」、2026年10月から2027年1月にかけてイギリスの「ターナー・コンテンポラリー(Turner Contemporary)」、2027年3月から9月にかけてオランダの「デ・ポント美術館(De Pont Museum)」で開催された巡回展に伴い刊行された。

展覧会は作者との緊密な協働のもとに企画され、「To See the Sea」、「The Blind」などを含む作者の主要なシリーズ7作品に加え、その他多数の作品を紹介する内容となっている。写真、テキスト、映像を含め、出品作は総数300点を超える。1953年生まれの作者は、50年以上にわたり、独創的な作品によって視覚芸術の第一人者であり続けている。その作品は、愛、喪失、罪悪感、恐れ、恥といった人生の大きな問いや普遍的な人間の感情を、厳格でコンセプチュアルな語法のなかに、温かさとユーモア、そして詩情をもって描き出すものである。

事実と虚構、真剣さと遊び心、冷ややかな距離感と臆することのない親密さを巧みに織り交ぜる作者は、現代美術において最も影響力のある存在のひとりである。

「痛み、失恋、別離、そして悲しみは、しばしば私の作品の原動力となってきた。」―ソフィ・カル

作品の多くは、写真とテキストを組み合わせて構成される。写真といえば淡々とした記録を思わせるが、作品ではそれが、作者自身あるいは他者のきわめて個人的な物語と結びつく。物語は心からのもので、胸を打ち、混沌としていて、可笑しく、そして皮肉に満ちている。いわば、淡々とした記録とは正反対のものである。しかし、事実と虚構、公と私、冷静さと情熱のあいだに生まれるこの緊張こそが、作者の作品の特徴にほかならない。

Exhibition catalogue (English version) published in connection with the exhibition Still Missing? by the French artist Sophie Calle in March 2026.

The exhibition was created in close collaboration with Sophie Calle herself and presents seven of the artist's major, significant series of works, as well as a number of other works. In total, the exhibition consists of more than 300 individual pieces – photographs, texts, and video. For five decades now, Sophie Calle (born 1953) has been a leading figure in visual arts with her original work, which tackles life's big questions and universal human emotions – love, loss, guilt, fear, embarrassment, etc. – with warmth, humor, and poetry in a rigorous, conceptual idiom.

by Sophie Calle

REGULAR PRICE ¥6,380  (tax incl.)

ISBN: 9788793659001

hardcover
96 pages
210 x 255 mm
color, black and white
2026

ENGLISH EDITION

published by LOUISIANA MUSEUM OF MODERN ART