THE WEDDING by Boris Mikhailov [RARE]

ウクライナ人フォトグラファー、ボリス・ミハイロフ(Boris Mikhailov)の作品集。本作は、ソビエト連邦崩壊後、もはや共産主義でなくなった東欧で暮らす「人的被害」者をドキュメントした、挑戦的かつ挑発的なシリーズである。社会的な援助や保護を受けることもできないままロシアの新しい経済体制の外で暮らすホームレス(Bomzhes)とその貧しさを毅然かつ断固たる表現で描き出している。このシリーズは、2人のホームレスが結婚しているよう装い、しばしば性的なポーズや肌の露出も交えながら彼らの暮らす環境で撮影されたものである。作者の写真はしばしば皮肉めいていて茶化しているような、ユーモアに富んだシーンを写す。魅力的に感じる部分と不気味さが共存するこの作品にどこか後ろめたさを感じつつも夢中にさせられるため、見る者は感情移入しながら嫌悪感を含む感情を抱く。そして社会から見捨てられた人間の非贖罪的なこのポートレイトに触れることで、狂気、貧困、憧れ、死という未知の世界を垣間見ることができる。本書の装丁は、伝統的なウェディングアルバムの形式を真似て革のような素材にカリグラファーであるジョン・スティーヴンスによる題字が金のエンボスで押されており、また巻末には美術評論家であるエイドリアン・サールが文章を寄せている。

by Boris Mikhailov

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hardcover
58 pages
240 x 235 mm
color
limited edition of 1,000 copies
2010

 

published by MÖREL