WORKS ON PAPER / OPERE SU CARTA 2010-2012 by Carmen Herrera

ニューヨークを拠点に活動するキューバ系アメリカ人アーティスト、カルメン・ヘレーラ(Carmen Herrera)の作品集。作者は1960年代を通じて紙に描いた絵画をいくつも制作したが、その後はキャンバスにフォーカスを置くようになる。2010年に再び紙に回帰した新しい作品群には、この表現媒体の使い方の変化だけでなく、作者が到達した新しい次元も示されている。絵画制作の中心となっている準備的なドローイングは、全ての作品の出発地点である。紙に鉛筆とアクリル絵具で描かれた絵画の制作プロセスとして、線と数字、規律正しい決断が支配する数学的なドローイングをトレーシングペーパーに描くことから始めている。この作業を通じて、作者は構図の根拠と色の選択を形にしていく。その後仕上がったドローイングを、サイズの異なる2枚の大きな紙に同じ比率で拡大して描き出す。本書に収められた作品を見ると、作者の数学的な正確さとヴィジョンの明確さが様々な形、構成、空間の関係を通じて表現されていることが良く理解できる。本書は、ミラノの「Lisson Gallery」で2013年1月25日から3月15日に開催された当時の最新作を展覧した『Carmen Herrera: Works on Paper 2010–2012』の個展に伴い刊行された。

by Carmen Herrera

通常価格 ¥5,800
1万円以上国内送料無料

hardcover
88 pages
290 x 240 mm
color
2013

published by LISSON GALLERY