フランス人インダストリアルデザイナー、サミー・リオ（Samy Rio）の作品集。よりサスティナブルなデザインを追求する作者の、豊かであり多様な創造プロセスを概観する一作。フランス、アルルの「Atelier Luma」や多くのアーティスト・イン・レジデンスで開発した竹やその他の素材の使用を通じ、作者はオブジェやプラスチックを使った実験的な作品のカタログを時間をかけて作り上げていった。連結したり寄せ集めたりしたもの、何かの仕組みからオブジェ、マイクロオブジェまで、その研究は新しい日用品の生産と使用に疑問を投げかけている。未来のデザイナーにインスピレーションを与えられるような批評やソリューションを抽出するために、作者は幾つものサンプルを次々と解体し、分析する。その探求を網羅し、フランスと国外で行った5年間の研究成果に光を当てた1冊。デザイン史家カトリーヌ・ヘール（Catherine Geel）との共著。