ARCH+ 246: CONTEMPORARY FEMINIST SPATIAL PRACTICES
ドイツ発の建築・都市化に焦点を当てた雑誌「ARCH+」246号。本号のテーマは「CONTEMPORARY FEMINIST SPATIAL PRACTICES」。
何十年もの間、平等と機会の均等性を求める声は建築の階層的世界の内部から挙がっていた。変化を求めて活動する者の数は増えつつあり、その目的は、建築を、倫理的責任を持つ社会的かつ環境的にサステナブルな実践へと変えることにある。本書は、いかに社会的不公平の形が様々な段階における「場」と結びついているかという問いのもとに制作された。その考察が展開されるにつれ、建造環境における男女格差に対する闘争は、いまや社会に公正さを求める他の動き(人種差別反対主義、植民地反対主義、トランスフォビアやホモフォビアに対抗する運動など)と共に考えられなければならないことが明らかになってくる。政治的媒体として、建築は、物事を変革させる力を持つ公正さのもと、新たなる自由の誓いを尊重し、授けることができるのである。
同雑誌チーム編集のメリッサ・マケレ(Melissa Makele)、建築家であり同雑誌の編集長であるアイン=リン・ゴー(Anh-Linh Ngo)、建築史家であり建築理論家のトルステン・ランゲ(Torsten Lange)、建築家であり都市デザイナーのシャルロット・マルテール=バルト(Charlotte Malterre-Barthes)、建築家であり建築史家のダニエラ・オルチス・ドス・サントス(Daniela Ortiz dos Santos)、美術・デザイン・建築史家であり理論家のガブリエル・シャード(Gabrielle Schaad)が編集を手がける。
by ARCH+
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