AT A DISTANCE: 100 VISIONARIES AT HOME IN A PANDEMIC by The Slowdown
ニューヨークを拠点とするメディア・プラットフォーム「The Slowdown」による、100本のインタビュー集。2020年3月、スペンサー・ベイリー(Spencer Bailey)とアンドリュー・ザッカーマン(Andrew Zuckerman)が「The Slowdown」を立ち上げた。同メディアはありとあらゆる物事がスピードに飲み込まれていく世の中に向けて、その状況に対する意味を考え直すことを目的とした。そんな最中、Covid-19が出現し、ロックダウンが始まると、2人の予想に反し、世界的な“スローダウン”が即時性をもって展開されてしまった。第一線で活躍する人々が何を考え、何を感じているかをリアルタイムで記録したいという衝動からポッドキャスト「At a Distance」をスタート。本書は番組のゲストが共有する知恵を厳選し、最高の思考を読み手が簡単に消化できるよう短編の物語にまとめている。そこに編集部による解説を添えることで、それぞれの政治、文化、社会情勢の文脈が明確になっている。
環境保護活動家でジャーナリストのビル・マッキベン(Bill McKibben)、精神科医のベッセル・ヴァン・デル・コーク(Bessel van der Kolk)、MoMAキュレーターのパオラ・アントネッリ(Paola Antonelli)、フードアーティストのライラ・ゴハール(Laila Gohar)、生物学者のマーリン・シェルドレイク(Merlin Sheldrake)、仏教僧ゲロン・トゥブテン(Gelong Thubten)、小説家のハリ・クンズル(Hari Kunzru)、哲学者のケイト・ソーパー(Kate Soper)、景観設計家のウォルター・フード(Walter Hood)など、ゲストが公衆衛生、気候危機、人種差別、ビッグテックなど多角的に世界を見つめ、背景となる感覚をわかりやすく伝える。