CYBERFEMINISM INDEX by Mindy Seu

ニューヨークを拠点に活動するデザイナー、テクノロジストであるミンディ・セウ(Mindy Seu)の作品集。本書は、あらゆる地域、人種、性的指向におけるハッカー、学者、アーティスト、活動家たちによる、人間がテクノロジーによってどのように自己を再構築するかを考えた一冊。

インターネットの歴史を学ぶとき、我々はエンジニアリング、軍産複合体、そして建築やプロトコルを作り上げた先達に焦点を当てるよう教わるが、インターネットはケーブルやサーバー、コンピュータのネットワークに限られない。それはネット上の住人とその利用によって形作られ、そしてまた形作られる環境でもある。

本書の創造と使用は社会的かつ政治的な行為である。本書はサイバーフェミニズムという名称の傘下で、それを複雑にし、前面に出している。本書は、デザイナーであり、教授であり、リサーチャーである作者(「ハーバード・ロースクール(Harvard Law School)」の「バークマン・センター(Berkman Klein Center)」でのフェローシップ参加中に本プロジェクトを開始し、後に「ニューミュージアム(New Museum)」で発表)によって編集され、論考や学術論文の抜粋、ハッカースペースやデジタル権利活動家グループ、バイオハクティビズムに関する記述、フェミニストのネットアートやニューメディアアートの描写など、さまざまなメディアにおけるラディカルなテクノクリティカル活動に関するする700以上のエントリーが収録されている。

多くの一般の人々にとっては重要な入門書であり、教育者にとっては強力なリソース・ガイドである本書は、ある種反規範的とも言え、この「不完全な分類」という分類を行う多様な実践を讃え、長らく放置されてきたサイバーフェミニズムの起源とその広大な遺産を可視化している。

コントリビューター:
スカウェンナティ(Skawennati)、シャーロット・ウェブ(Charlotte Web)、メラニー・ホフ(Melanie Hoff)、コンスタンザ・ピナ(Constanza Pina)、メリッサ・アギラール(Melissa Aguilar)、コーネリア・ソルフランク(Cornelia Sollfrank)、パオラ・リカウル・キハノ(Paola Ricaurte Quijano)、メアリー・マジック(Mary Maggic)、ニーマ・ギテレ(Neema Githere)、ヘレン・ヘスター(Helen Hester)、アニー・ゴー(Annie Goh)、VNSマトリックス(VNS Matrix)、クラウ・チンチェ/クラウ・キンキー(Klau Chinche / Klau Kinky)、イリーナ・アリスタルホワ(Irina Aristarkhova)

by Mindy Seu

REGULAR PRICE ¥7,150  (tax incl.)

softcover
608 pages
171 x 240 mm
color, black and white
2023

published by INVENTORY PRESS