THE FACIT MODEL - GLOBALISM, LOCALISM, IDENTITY by Our Polite Society

スウェーデンの事務機器の製造業者「ファシット(FACIT)」に関する作品集。オランダ・アムステルダムとスウェーデン・ストックホルムを拠点として活動するデザインスタジオ「Our Polite Society」による編集。ファシットというブランドはスウェーデンにおいてIBMやOlivettiと同様に有名である。オートヴィーダベリを拠点とし、1922年から1998年まで計算機、タイプライター、オフィス家具などを生産していた。1970年代になると家族経営の地域の会社から世界的なマニュファクチュラーの一つに数えらえるまでに成長した。同社がスポンサーを務めたサッカーチーム、オートヴィーダベリFF(ÅFF)はスウェーデンびプロサッカー1部リーグでプレイしていたほどであった。しかしそれから数年のうちに、ファシットは世界的な資本主義の波にのまれて消えてしまった。本書は、ファシットの社内印刷部門が製作した資料を通じ、商業的なモダニズムから派生したこの奇妙な成果について考察する。ファシットが開発したフォント、マニュアル、宣伝用のパンフレット、商品カタログなどは、今日の仕事中心の世界に慣れ親しんでいる私たちにとって見覚えのある記号や形式の多くを生み出し、定義づけた一つの文化の証人である。本書は「Our Polite Society」がFACIT ABのアーカイブを用いて行ったヴィジュアルリサーチの記録である。また同名の展覧会が2019年4月にオランダ・アムステルダムのfanfareで、また7月から9月までスウェーデン・オートヴィーダベリのFACIT美術館で開催された。

by Our Polite Society

REGULAR PRICE ¥5,400

softcover
224 pages
210 x 295 mm    
color, black and white
2019

published by SPECTOR BOOKS