DIKE BLAIR by Dike Blair

ニューヨークを拠点に活動するアメリカ人アーティスト、ダイク・ブレア（Dike Blair）の作品集。過去2年間の油彩画をまとめた一冊。ドアの鍵、灰皿、プール、ホットドッグ、タバコの箱、ダンキンドーナツのコーヒーカップ、さまざまな飲み物やカクテル、花束、窓や照明器具などを描いた静物画は、丹念に描かれているだけではなく、しばしば斜めからのアングルで、観る者の視線をメインの被写体にもその向こう側にも向けるよう描かれている。

「彼が描くすべてのシーン－空港の待合室、バー、夜の屋外植物に当てられた強い白熱灯、飛行機の窓から見える青空、ベッドからの景色を縁取って梢をちらりと見せるだけの窓の継ぎ目、天井の裸電球... このモチーフは一般的だ。斬新かどうかではない、親しみやすさが問われている。」－ヘレン・モールスワース（Helen Molesworth / キュレーター）