LABYRINTH - FOUR TIMES THROUGH THE LABYRINTH by Olaf Nicolai, Jan Wenzel

ドイツ人アーティスト、オラフ・ニコライ(Olaf Nicolai)とドイツ人フォトグラファーであり出版社「SPECTOR BOOKS」の共同創設者のヤン・ヴェンツェル(Jan Wenzel)による作品集。2012年夏にSPECTOR BOOKSが刊行した本書のドイツ語版についてフランス人哲学者ジャン=リュック・ナンシー(Jean-Luc Nancy)はこう述べている。

この迷宮(LABYRINTH)に関する本は素晴らしい!迷宮を紹介する正統派のカタログを非常にうまく拡張しているので、この本自体が迷宮のようになっている

そして今回『Zeroes + Ones: Digital Women and the New Technoculture』の著者で哲学者のセイディー・プラント(Sadie Plant)の英訳による英語版が刊行に至った。2010年にライプツィヒで開催された4つの講義の書き起こしである本書のスタート地点は、オラフ・ニコライが1998年にパリに設置したパブリックアートだった。迷宮に関する広範囲の主題を探求しさらに組み合わせることによって、本書はニコライの作品のレファレンスシステムとしても、ミノタウロスからIKEAの図面まで迷宮に関する様々な事柄を網羅した独立した参考書としても機能している。本書はチューリッヒに拠点を置く出版社「Rollo Press」の協力により刊行された。

by Jan Wenzel , Olaf Nicolai

REGULAR PRICE ¥2,750  (tax incl.)

softcover
320 pages
125 x 187 mm    
black and white
2013

published by SPECTOR BOOKS