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韓国系アメリカ人映画監督のリー・アイザック・チョン（Lee Isaac Chung）による作品集。ニューヨークを拠点とする独立系映画製作・配給会社「A24」より刊行された『Screenplay Collection』シリーズの第9弾。本書は、2020年に公開された映画『ミナリ（原題：Minari）』の脚本を英語と韓国の対訳で収録した一冊。（日本での公開は2021年）

本書は、作者による未発表の別エンディングを収録しているほか、本作『ミナリ』の主演男優を務めた韓国系アメリカ人俳優のスティーブン・ユァン（Steven Yeun）が書き下ろした序文、作家、詩人のオーシャン・ヴオン（Ocean Vuong）によるオリジナルエッセイ、そして詩人、アーティストのクロード・ウィルキンソン（Claude Wilkinson）による詩を収録している。さらに、作者自身の家族アルバムから抜粋した注釈付きの写真も掲載する。

『Screenplay Collection』は、バリー・ジェンキンス（Barry Jenkins）からグレタ・ガーウィグ（Greta Gerwig）まで、A24の最も愛される監督たちの独自のビジョンととどまるところを知らない芸術性を称えるシリーズ。各タイトルには、映画の脚本、オリジナルエッセイ、監督が選んだ24フレーム、舞台裏シーン、独占の特典コンテンツなどが収録されている。