ACTS OF APPEARANCE by Gauri Gill [SECOND EDITION]
ニューデリーを拠点に活動するインド人フォトグラファー、ガウリ・ギル(Gauri Gill)の作品集。本作品は、パルガル地区に住むワルリ族とコクナ族というアディヴァシ(インドの先住民族の総称)のパピエマシェ(張子の紙細工)アーティストの村から始まった。インドのマハーラーシュトラ州の中でも、ダハヌより内陸に位置する最も貧しい地区のひとつである。作者のコラボレーターであり被写体でもあるのは、毎年のボハダ祭りのために作られる伝統的な神聖のマスクを含む、パピエマシェを用いたオブジェである。写真の中では、アーティストに加えて地元のボランティアたちが、2015年から各々がこの作品のために作った新しいマスクを身につけながら村での日常作業に従事している。これらの工芸品は、普通の人間、ありふれた動物や大切にされているモノの外観的特徴を持った生き物を表現している。夢のような状態と現実の両方に位置するさまざまなシナリオと物語が写真の中で融合し、同時に象徴的かつ遊び心溢れる描写、そして故郷と文化をバックに、コミュニティの人々の身近な経験を描き出す。
本書は次のアーティストと共に、コミュニティープロジェクトとして制作された。
バグワン・ダルマ・カドゥ(Bhagvan Dharma Kadu)、スバス・ダルマ・カドゥ(Subhas Dharma Kadu)、ユブラジ・バグワン・カドゥ(Yuvraj Bhagvan Kadu)、ラーフル・アルヴィンド・カカッド(Rahul Arvind Kakad)、マドゥリ・スバス・カドゥ(Madhuri Subhas Kadu)、ヴァイハヴ・スバス・カドゥ(Vaibhav Subhas Kadu)、ラーフル・バグワン・カドゥ(Rahul Bhagvan Kadu)、マハヴァル・バグワン・カドゥ(Makhaval Bhagvan Kadu)、ムクタ・スバス・カドゥ(Mukta Subhas Kadu)、ランギータ・アルヴィンド・カカッド(Rangeeta Arvind Kakad)、サンパト・ラホ・バザル(Sampat Raho Vazare)、ガングバイ・イシュワー・バザル(Gangubai Eshwar Vazare)、ラジュシュリ・イシュワー・バザル(Rajashri Eshwar Vazare)、ダルシャナ・デヴラム・カカッド(Darshana Devram Kakad)、ガネーシュ・ガンパット・ローカンデー(Ganesh Ganpat Lokhande)、サンギータ・ガネーシュ・ローカンデー(Sangeeta Ganesh Lokhande)、サンギータ・ナヴナス・カドゥ(Sangeeta Navnath Kadu)、クスム・バグワン・カドゥ(Kusum Bhagvan Kadu)、ハリシュチャンドラ・ラマ・カドゥ(Harishchandra Rama Kadu)、スヴァルナ・ハリシュチャンドラ・ヴァド(Suvarna Harishchandra Vad)、アンジャナ・サチン・クルブデ(Anjana Sachin Kurbude)、サチン・サンカー・クルブデ(Sachin Sankar Kurbude)、サンジャイ・サカラム・ヴァタス(Sanjay Sakharam Vatas)、ガンパット・ガンガ・ローカンデー(Ganpat Ganga Lokhande)、ルペシ・アルヴィンド・カカッド(Rupesh Arvind Kakad)、ナリニ・プラディプ・ヴァルヴィ(Nalini Pradip Valvi)、ジョティ・サンジャイ・ヴァタス(Jyoti Sanjay Vatas)、シュラヴァン・ブディヤ・タンブダ(Shravan Budhya Tumbda)、サラスヴァティー・スバス・カドゥ(Saraswati Subhas Kadu)、サプナ・バグワン・カドゥ(Sapna Bhagvan Kadu)、バウナ・バグワン・カドゥ(Bhawna Bhagvan Kadu)、プージャ・アルヴィンド・カカッド(Pooja Arvind Kakad)、トゥシャー・プラカーシュ・ヴァタス(Tushar Prakash Vatas)、トゥシャル・ディンカル・ヴァタス(Tushar Dinkar Vatas)、ヴィジャヤ・ナフナス・カドゥ(Vijaya Navnath Kadu)、スラジュ・トゥカラム・ヴァド(Suraj Tukaram Vad)、ニシャント・トゥルシラム・タルカ(Nishant Tulshiram Thalkar)、ニラム・スニール・マラッド(Nilam Sunil Marad)