SOUS-SOLS DE PARIS (1977) by Gordon Matta-Clark

アメリカ人アーティスト、ゴードン・マッタ=クラーク(Gordon Matta-Clark)のヴィンテージの展覧会インヴィテーション。1977年にパリの「Yvon Lambert Gallery」で開催された展覧会「SOUS-SOLS DE PARIS」インヴィテーションを2枚セット(表面と裏面)にして額装。展覧作品だった「SOUS-SOLS DE PARIS」は、1976年より作者が取り組み始めた地下探訪シリーズの一つであり、かねてより都市環境や建築物を題材として建物を切り抜くなどして制作を重ねて来た作者が、その探求心を地上から地下へと反転させて、広がりを見せた一作。「SOUS-SOLS DE PARIS」は、映像やフォトコラージュ作品として発表されており、同ギャラリーではそれらが飾られると同時に、会期中に実際にギャラリーの地下を作者が手で掘りすすめるパフォーマンス「Descending Steps for Batan(バタンのための降りていく階段)」も行われた。この作品は開催の前年に自身のスタジオの窓から双子の兄バタン(愛称)が転落死したことが深く関係した「追悼作」でもあった。ニューヨークの地下を巡った前作に続き、建築の基礎や歴史、建築物のいわゆる中間領域を結びつける存在としての「地下」を、物理的な意味合いだけでなく形而上学的な関わりとして洞察しており、複雑に入り組んだ廃墟や駐車場、トンネル、地下納骨堂(カタコンブ)、ワインの地下貯蔵室、地下聖堂、オペラ地区の地下などに入り込み記録し、写真やスーパー8のフィルムやテープを組み合わせてコラージュを作成。タイトル「SOUS-SOLS DE PARIS」は「PARIS UNDERGROUND(パリの地下)」を意味する。

※購入手続きより4週間ほど額装にお時間をいただきます。

by Gordon Matta-Clark

REGULAR PRICE ¥68,750  (tax incl.)

2 postcards
(offset print) 
paper: 150 x 242 mm
frame: poplar / 318 x 402 mm
black and white
1977

published by YVON LAMBERT