SOUNDS LIKE SILENCE - JOHN CAGE - 4’33” – SILENCE TODAY by Inke Arns, Dieter Daniels

アメリカ出身の音楽家、作曲家、詩人、思想家、キノコ研究家であるジョン・ケージ(John Cage)の作品集。ケージが作曲した「4’33”(4分33秒)」にまつわる一作。ドイツ人キュレーターのインケ・アルンス(Inke Arns)、美術史とメディア理論を専門に教鞭をとるディーター・ダニエルス(Dieter Daniels)による編集。本書のタイトルとその基になった展覧会は二通りに読み解くことができる。一つに、私たちは事実上静寂を「聞く」ことができる。ケージの言葉を借りれば「静寂というものは存在しない」ことになる。もう一方で、音が聞こえるためには静寂が必要である。完全な静寂は存在しないとしても、あらゆる音には静寂の概念が付き纏う。不在なくして存在はないということである。『SOUNDS LIKE SILENCE』の二重の意味は「聞こえるものが何もない時に聞こえるものは何か」、「私たちはどの程度静寂を求めているのか」、「静寂が存在したとして、私たちはどの程度静寂に耐えられることができるのか」というこのプロジェクトの核をなす問題に直結している。1953年8月29日に初演された画期的な作品「4’33”」をテーマに据えた新しい理論研究と作品に加え、この「静寂の音楽」のオリジナルスコア、1962年から1992年にかけてケージが作曲したバリエーション、派生作品、続編を収録。

by Dieter Daniels , Inke Arns , John Cage

REGULAR PRICE ¥5,800

softcover
288 pages
241 x 335 mm    
black and white
2018

published by SPECTOR BOOKS