RAVEDEATH CONVENTION by Jan Philipzen

ドイツ人フォトグラファー、ヤン・フィリップツェン(Jan Philipzen)の作品集。ヴィジュアル・ダイアリーとして始まった本作は、すぐに自叙伝とフィクションが混在する作品へと発展した。愛、喜び、友情が探求されると同時に、暴力や過剰さも伴うが、それはしばしば痕跡や症状としてのみ捉えることができる。時にミスマッチな文化的シンボル同士の衝突は、現代の基本的な特徴であるサブカルチャーの全面的な融合を強調している。13歳のときに初めて撮影したこの一連のモノクロ写真は、10年以上にわたる撮影、再考、再制作の継続的なプロセスを編集したものである。不自由なプリントの中で、身体と写真の物理的な存在が融合し、人間の不完全さを捉えている。本書のタイトルは、ドイツ人アーティスト、ティム・ヘッカー(Tim Hecker)のアルバム「Ravedeath,1972」が参照された。

by Jan Philipzen

REGULAR PRICE ¥4,950  (tax incl.)

softcover
176 pages
210 x 260 mm
black and white
2021

published by ART PAPER EDITIONS