REQUIEM FOR A MANUAL TYPEWRITER by Jonas Mekas

リトアニアに生まれのちにアメリカへ亡命した映像作家、詩人、活動家のジョナス・メカス(Jonas Mekas)の作品集。マンハッタンの「アンソロジー・フィルム・アーカイヴズ(Anthology Film Archives)」の共同設立者の一人である作者は、実験芸術のたゆまぬ支持者であり、ニューヨークの伝説的人物である。

1997年3月25日、作者は自分の机の下に埃をかぶったロール状のタイプライター用紙を発見した。しばらくそこに転がして放置していたので、記憶から抜け落ちていたようであった。日記、詩、「ヴィレッジ・ヴォイス」紙の「ムービージャーナル」のコラム、インタビュー、マニフェスト、友人への手紙など、あらゆる文章を長年にわたって人差し指2本で打ち続けてきた愛用のタイプライター「オリンピア・デ・ラックス(Olympia De Luxe)」に、紙を引き伸ばした。ロール紙を使わざるを得なかった作者は、その上で小説という、自身にとっては極めて異例の文章を書き始めた。本書は、作者がその場で書く練習をするために使った「オリンピア・デ・ラックス」への悲歌であり、すでに技術的に時代遅れと考えられていた機械で現在を描写しているのである。そのテキストがはじめてここで公開される。

by Jonas Mekas

REGULAR PRICE $14.00

softcover
48 pages
125 x 200 mm    
black and white
2022

published by SPECTOR BOOKS