CAGE by Gerhard Richter
ドイツ人画家、ゲルハルト・リヒター(Gerhard Richter)の作品集。「CAGE」の6つのペインティングは一つのシリーズとして制作され、2007年の「ヴェネツィア・ビエンナーレ」で初めて展示された。タイトル「CAGE (1-6)」は、アバンギャルドな作曲家として知られるアメリカ人音楽家 ジョン・ケージ(John Cage)へのオマージュである。よく知られているように、自身の曲でケージは「『無』のレクチャー(lecture on nothing)」で、「私は何も言わない。それが私の主張だから(“I have nothing to say and I’m saying it”)」と宣言する。作者も同等にイデオロギーに対して疑問を抱き、真実に対して主張はない。自身のペインティングに心理学的な解釈を与えることを避け、むしろ観る者と批評家にそれぞれの回想をさせる方を好む。本書には、批評家のロバート・ストー(Robert Storr)が作者の幅広い抽象画の制作の中で「CAGE」の重要性について考察する。細部にわたる記録写真の膨大なシリーズは、それぞれのペインティング作品の発展を日々記録し、作者の制作過程にユニークなまなざしを向け、作者が巨大なキャンバスに向かい制作する姿を見せる。
EXHIBITION:
ゲルハルト・リヒター展
会期:2022年6月7日(火) - 10月2日(日)
休館日:月曜日 ※7月18日、9月19日は開館、7月19日(火)、9月20日(火)
時間:10:00-17:00(金・土曜は10:00-20:00)
開催場所:東京国立近代美術館
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※本展は終了いたしました
会期:2022年10月15日(土) - 2023年1月29日(日)
休館日:月曜日 ※2023年1月9日は開館、2022年12月28日 - 2023年1月4日は休館
時間:10:00-17:30
開催場所:豊田市美術館
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※本展は終了いたしました