REAL REVIEW 10 Issue for Autumn 2020

イギリスの建築家ジャック・セルフ(Jack Self)が主宰する「REAL foundation」刊、「what it means to live today」をテーマにした季刊のコンテンポラリー・カルチャー誌『 REAL REVIEW』の第10号。本号のテーマは「NEW RENAISSANCE」。本誌のオリジナルデザインはイギリスの出版社「IN OTHER WORDS」を主宰するデザイン・スタジオ「OK-RM」が手がける。

戻ることはできないが、戻りたくもない。だからと言ってこの状態をずっと続けていくこともできない。市民の体がこれほどまでに、身体的・道徳的・政治的・経済的に健康を損なっているときに、この過渡期から何が生まれてくるのだろうか。

ルネッサンスはそれ自体が目的ではなく、2つのパラダイム(封建制と近代化)の間の橋渡しであった。それは、失われた過去を再発見することで歴史を転換させる文化運動だった。今日、我々は資本主義のリアリズムを断ち切るために、劣化した自然を回復するために、そしてより偉大なる平等を達成するために、新しさを必要とするわけではない。変化に必要なものはすべて揃っている。必要なのは意志だけなのである。

ルネッサンスとは何か?我々の魂を商品化することについてローマ法王フランシスコ台下にインタビューを敢行。ライターのエコフ・エッシュン(Ekow Eshun)は、W.E.B. Du BOIS(ウィリアム・エドワード・バーグハード・デュボイス)の「 二重意識」について、キュレーターのアリア・ディーン(Aria Dean)は、ラッパーであるFUTUREの「Mask Off」と「Black excellence」をレビュー。写真家のスティーブン・ショア(Stephen Shore)は、本誌発行人のジャック・セルフ(Jack Self)との対談で、現在の写真について語る。アーティストのイッシ・ウッド(Issi Wood)は、「ダイエットコーラ」について語り、編集者でNHS職員のレベッカ・シャープ(Rebecca Sharp)はドイツの「Socialist Patients Collective」を、ジャーナリストのブレディ・ン(Brady Ng)とヘラ・チャン(Hera Chan)は香港の抗議戦略をレビューする。

また、あわせて本号では、作家のヒュー・レメイ(Huw Lemmey)が、ルネッサンス期のポルノ文学と脅迫の巨匠として高いピエトロ・アレティーノ(Pietro Aretino)を、デザイン・エージェント「TRAUM INC.」と本誌刊行を手がける「REAL REVIEW」は、第16代ローマ皇帝のマルクス・アウレリウス(Marcus Aurelius)と画家であり建築家のジョット(Giotto)にインスパイアされたルネッサンス期のコラボレーションを見せる。アーティストのアンナ・ブレスマン(Anna Blessmann)は、「不在のアーティファクト」をテーマに論じ、先住民の活動家(Pekeri Ruska)は、アボリジニの国の概念を見直す。社会学者であり政治理論家のピア・イルナー(Peer Illner)は「WhatsApp」と監視資本主義について、建築スタジオ「Adjustments Agency」は革新的な儀式について考察する。都市計画に携わる「Ahmed & Rashid bin Shabib」はハトの建築を、アーティストのベン・カレン・ウィリアムズ(Ben Cullen Williams)は、AIニューラルネットワークのレンズを通して南極をレビューする。ライターのチャーリー・ロビン・ジョーンズ(Charlie Robin Jones)は星占いについて、ミシェル・ド・モンテーニュ(Michel de Montaigne)は孤独について、ジャック・セルフ(Jack Self)はインターネットについて批評する。

REGULAR PRICE ¥2,200  (tax incl.)

softcover with bookmark
104 pages
120 x 260 mm
color, black and white
2020

published by REAL