THE COLLECTION OF MAXIMILIAN VON GOLDSCHMIDT-ROTHSCHILD
ドイツ人金融家、アートコレクター、パトロンであるマクシミリアン・ゴールドシュミット=ロスチャイルド(Maximilian von Goldschmidt-Rothschild)の作品集。ゴールドシュミット家はフランクフルト・アム・マイン出身のドイツ系ユダヤ人で、銀行業と金融業での成功で知られており、皇帝ヴィルヘルム2世によるプロイセンの男爵の称号を与えられている。この人物の一代記として詳細に取り上げた初の刊行物であり、2023年1月から6月までフランクフルトの「美術工芸博物館(Museum für Kunsthandwerk)/ 現 応用美術館(Museum Angewandte Kunst)」で開催された展覧会に伴い制作された。
本書はその有名なアート・コレクションの来歴を辿ることにより、国民社会主義ドイツ労働者党政権下における彼に対する迫害とフランクフルト・アム・マイン市の着服により失われたコレクションの一部を探索するものである。「美術工芸博物館」の歴史と、前述の損失における同館の関与を批評的に評価し、第二次世界大戦後に正当な相続人へコレクションの大部分が返還されたことおける、フランクフルトの美術館の館長たちの姿勢についても再び考察する。
オリジナルのコレクションに含まれる129点の作品の由来を調査した最新の研究結果だけでなく、コレクションをなす1,500点の作品の大半を収めた多数の現代の写真を用いた包括的なセレクションを初めて収録した一冊である。
by Maximilian von Goldschmidt-Rothschild
REGULAR PRICE
¥14,300
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