MIRÓ AT ZABALAGA by Joan Miró

スペイン人アーティスト、ジョアン・ミロ(Joan Miró)の作品集。2022年5月から11月にかけてスペイン・エルナニの「チリダ・レク美術館(Chillida Leku Museum)」で開催された展覧会に伴い刊行された。本展は、作者と終生の親友であったスペイン人彫刻家、エドゥアルド・チリダ(Eduardo Chillida)へのオマージュとして企画され、彫刻庭園が位置するザバラガ農園を会場に展覧された。チリダの息子イグナシオ氏が本書の序文で解説しているように、彼の父と作者の関係は、南フランスのサンポール・ド・ヴァンスにあるマーグ財団でともに過ごした夏に築かれ、公的に互い支持しあったことによってその絆はより強いものとなった。

本書は、彫刻からグラフィック作品まで作者の作品40点を集め、作品単体の図版と、チリーダが考案した魅力的な空間と一体化した作品展示の様子の両方を紹介する。太陽の女や鳥、貝の頭をした女性たち、黄金の羽を持つトカゲなど、作者のユニークな想像力から誕生した一連の幻想的な彫刻作品と、作者らしい純色のリトグラフ、さらにはスペイン人アーティスト、ジョセップ・ロヨ(Josep Royo)と共同制作されたタペストリー作品も収録。本展のキュレーションを手がけたエステラ・ソラナ(Estela Solana)、フランス人批評家であり作者の専門家であるイヴォン・テイルランディエ(Yvon Taillandier)、エドゥアルド・チリダと息子のイグナシオ氏によるテキストも収録。

by Joan Miró

REGULAR PRICE ¥11,000  (tax incl.)

hardcover
79 pages
240 x 330 mm
color, black and white
2022

published by CHILLIDA LEKU