MUT 7 | THE SOUND OF MY LEFT HAND by Ronan Bouroullec

パリを拠点に活動するブルターニュ出身のデザイナー、ロナン・ブルレック(Ronan Bouroullec)の作品集。2021年11月から2022年5月にかけてイタリアの「Casa Mutina Milano」で開催した展覧会に伴い刊行された。

イタリアのタイルブランド「ムティーナ(MUTINA)」は、「タイルはアートである」というビジョンのもと、デザイナーや建築家、イラストレーター、アーティストと協働し、タイルの世界に新たな風を吹き込んできた。自社ショールーム兼展示スペースであるミラノの「Casa Mutina」では、企業活動の一環として、現代アーティストの作品とタイルをコラボレートした展覧会を行い、現代美術への支援も積極的に行う。本「MUT Books」は、「Mutina for Art」と名付けられた展覧会プロジェクトに付随する書籍シリーズであり、全て同じ小ぶりなフォーマットとクロス製本のハードカバーで綴じられている。作品や展覧会風景に加え、キュレーターによるエッセイや考察、アーティストへのインタビューが収録されている。

作者が手がけたドローイング作品と、この機会のために組まれた陶器タイルによる空間で構成された展示風景の画像とともに、アーティストとキュレーターによるテキストが対になって収録されている。

サラ・コズリッチ(Sarah Cosulich)がキュレーションを務め、作者にとって、イタリアで開催される初めての個展となった本企画は、ロナンとエルワン・ブルレック(Erwan Bouroullec)の兄弟が「ムティーナ」のために作った新たなデザインタイルのコレクションである「Pico」、「Rombini」、「Punto」、「Pico Bois」「Bloc」のソリッドな幾何学と、しなやかなドローイング作品が対話するような空間に仕上げられている。 境界線を設けずに、アーティストによる実践がオブジェの詩学と共存できる背景を没入感とともに作り出すべく、このモジュールは使用されている。

硬質な陶器の表面に無限に現れる線と円による上品な繰り返しは、柔らかく浮遊するような模様へと変化していく。 タイルの面が展示空間の部屋を覆い、多層的に織りなされる劇場の背面となる。 時には予期せぬ断片として姿を現し、常に我々の触覚を覚醒させるだろう。

The catalogue Ronan Bouroullec – The Sound of My Left Hand explores the first solo show in Italy of the French artist and designer, which took place at Casa Mutina Milano. It features images of the drawings and of the ceramic display realised for the occasion, paired with texts by artists and curators.

by Ronan Bouroullec

REGULAR PRICE ¥8,250  (tax incl.)

ISBN: 9788894645545

hardcover
210 pages
150 x 215 mm
color
2022

published by MUTINA

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