HOW TO CONSTRUCT RIETVELD FURNITURE by Peter Drijver, Johannes Niemeijer
オランダ人建築家、デザイナーであるヘリット・リートフェルト(Gerrit Rietveld)の作品集。作者がデザインした家具から、最も有名かつ作者らしい作品を細部まで正確に記録した1冊。各作品の設計図、寸法、詳細なドローイング、材料リスト、組み立て手順、歴史的な情報が網羅されている。
1986年版から大幅に拡大された今回の新版では、新たに12点の家具が追加され、合計35点を収録。有名であるが複雑なキャビネット「buffet」(1919)など、原書にはない「ハイライト」に加え、自身が考案した「自分で作れる家具(furniture you can make yourself)」シリーズの一部など、それほど知られていない作品も追加されている。
本書の登場によって、かの有名な「レッド&ブルーチェア」をはじめとする様々な椅子、サイドテーブル、本棚、子供用家具、ベンチ、ランプ、机、スタッキングキャビネットまでがDIYで制作できるようになった。
作者がデザインした家具を自分で組み立ててみると、最も小さな取っ手から完成品の彫刻的な質に至るまで、そのバランス、安定性、接合のワザ、組み立て順序を通じて、これらの家具を作った時と同じく、家具を作り、それを使い、鑑賞するという3つの行為が相互に関係していることを実感できる。
収録作品: レッド&ブルーチェア(1918)、サイドボード(1919)、ベビーチェア(1919)、デ・リフト・ダイニングルームチェア、ベビーチェア(1920/1921)、ハルトフ・ファイリングキャビネット(1922)、子供用手押し車(1923)、ベルリンチェア(1923)、エンドテーブル(1923)、ミリタリースツール(1923)、ミリタリーテーブル(1923)、ビーチバギー(1923)、ハンギングランプ(1924)、テーブルランプ(1925)、スタッキングキャビネット(1925)、ハンギング・グラスキャビネット(1926)、チューブラー・スチールチェア(1927)、ベンチ(1930)、ローバックチェア(1920)、ハイバックチェア(1930)、スロープバックチェア(1930)、スモールテーブル(1930)、ローテーブル(1930)、Metz & Coデスク (1931)、ジグザグチェア(1932)、ジグザグチェア(クッション付)(1932)、クレート家具(1934-1935)、ガーデンベンチ(1936)、ガラストップテーブル(1946)、クロージングラック(1957)、セルトマン・チェア(1963)