THE APPEARANCE OF THAT WHICH CANNOT BE SEEN by Armin Linke
イタリア人フォトグラファーであり映像作家であるアーミン・リンケ(Armin Linke)の作品集。作者は20年以上に渡ってグローバライゼーションの影響、インフラの大規模な変貌、デジタルインフォメーション/コミュニケーション技術を介した脱工業化社会におけるネットワーキングをテーマに写真を撮り続けてきた。作者の写真は、大量のデータに溢れ、コンピューターセンター、データハイウェイ、サーバールームといった実体的なインフラがほとんど見えない世界に我々が生きていることを示している。本書の制作にあたって作者は科学者と理論家を招き、自らの画像アーカイブを考察してもらった。作家のアリエラ・アズーリー(Ariella Azoulay)、哲学者、人類学者、社会学者のブルーノ・ラトゥール(Bruno Latour)、アーティストでありキュレーターのピーター・ヴァイバル(Peter Weibel)、建築家のマーク・ウィグリー(Mark Wigley)、地質学者であり古生物学者のヤン・ザラシーヴィッチ(Jan Zalasiewicz)がイメージを選び、このプロセスを通じてリンケの写真から様々な意味を読み取った。この作品は、ZKM | Karlsruheで2015年9月から2016年1月、2016年4月から9月に開催された2回の展覧会で見ることができた。
by Armin Linke
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