PAINTING 2010-2011 by Gerhard Richter
ドイツ人画家、ゲルハルト・リヒター(Gerhard Richter)の作品集。パリのギャラリー「Marian Goodman Gallery」で開催された展覧会に伴い刊行された。本作は、作者による2つの抽象絵画シリーズを収録。「千夜一夜物語」に影響を受け「Ifrit」「Perizade」など関連性のあるタイトルが付けられている。初期作品では、漆で作ったものをガラスの後ろに置きアルミに取り付けたサイズの小さい14作品で構成される。その後にイメージの制作という観点において偶然性を持つ役割を広く探求した「Strip Paintings」シリーズが現れる。ドイツ人美術史家のベンジャミン・H・D・ブクロー(Benjamin H.D. Buchloch)によるエッセイ『Painting Progress, Painting Loss』を収録し、現代絵画での位置付けを作者がどのように探るのかを分析する。本書内の作品群は、アルゴリズムやデジタル印刷などの技術を使用したことにより、科学的な不偏とも言える部分に到達しており、視覚芸術という分野について新たな技術の可能性を讃えられ得る。
EXHIBITION:
ゲルハルト・リヒター展
会期:2022年6月7日(火) - 10月2日(日)
休館日:月曜日 ※7月18日、9月19日は開館、7月19日(火)、9月20日(火)
時間:10:00-17:00(金・土曜は10:00-20:00)
開催場所:東京国立近代美術館
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※本展は終了いたしました
会期:2022年10月15日(土) - 2023年1月29日(日)
休館日:月曜日 ※2023年1月9日は開館、2022年12月28日 - 2023年1月4日は休館
時間:10:00-17:30
開催場所:豊田市美術館
詳細
※本展は終了いたしました