WAR CUT by Gerhard Richter
ドイツ人画家、ゲルハルト・リヒター(Gerhard Richter)の作品集。2004年にドイツ語版のみ出版された『WAR CUT』を英語に訳し刊行された一冊。1988年に作者は、最も素晴らしい政治的な絵画サイクルであり最も物議を醸した作品の一つである、ドイツ赤軍(RAF)を題材にした「バーダー・マインホフ(Baader-Meinhof)」シリーズ(「1977年10月18日」)を生み出した。そして2002年、本シリーズ「War Cut」でメディアと政治的真実というテーマに立ち戻った。抽象画作品「1987 Abstract Painting no.648-2」の細部を216枚の写真で撮り、一年後、イラク戦争が始まった2003年3月20日と21日の「フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング」紙で掲載されたイラク戦争に関する記事と組み合わせた。縦か横か、どこに配置するのが良いかということよりも、多くのテキストを多くの画像に添えることを優先し、色や構成や他の特徴を見たときに繋がりが現れるようにレイアウトした。いくつかの組み合わせは、残酷さや狂気がぞっとするほどにマッチしており、また別のもので言うと砂漠や風景に触れているテキストに対し挿絵のような役割を果たすものもある。
本英語版では、「フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング」紙ではなく「ニューヨーク・タイムズ」紙を用いており、ギャラリストであるマリアン・グッドマン(Marian Goodman)による「ニューヨーク・タイムズ」紙への長い交渉の結果掲載が実現した。
EXHIBITION:
ゲルハルト・リヒター展
会期:2022年6月7日(火) - 10月2日(日)
休館日:月曜日 ※7月18日、9月19日は開館、7月19日(火)、9月20日(火)
時間:10:00-17:00(金・土曜は10:00-20:00)
開催場所:東京国立近代美術館
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※本展は終了いたしました
会期:2022年10月15日(土) - 2023年1月29日(日)
休館日:月曜日 ※2023年1月9日は開館、2022年12月28日 - 2023年1月4日は休館
時間:10:00-17:30
開催場所:豊田市美術館
詳細
※本展は終了いたしました