GLOSSARY OF UNDISCIPLINED DESIGN

デザイナーであり教育者のアーニャ・カイザー(Anja Kaiser)とレベッカ・ステファニー(Rebecca Stephany)が立ち上げた共同プロジェクト「Glossary of Undisciplined Design」による作品集。Dは「ダミー・ウーマン」、Mは「モンスターズ・ツール」、Sは「スタイル・ディフェンス」、Uは「アンステイブル・サイン」...。グラフィックデザイン、独断的な規則、差別的な構造、その中でも特に一方的な規範といったカテゴリーをフェミニスト的な観点から解き明かすことによって、規律に縛られないデザインとは何かを考察した用語集。意図的に断片化された集団というバックボーンによって支えられた本書は,ビジュアル・エッセイ、実際に行った実験、インタビューやPR記事、詩、思索的な物語に学術論文と、内容の濃さにおいても様々な理論や物語を組み合わせている。国際的に活躍する20人のデザイナー、活動家、教育者、理論家が寄稿した約55のテキストを通じて、ロールモデル、ツール、意見の相違について探求した1冊。

寄稿者:クララ・バラガー(Clara Balaguer)、シーラ・ルヴラン・ド・ブレットビル(Sheila Levrant de Bretteville)、エース・カンリ(Ece Canlı)、ハッカーズ&デザイナーズ(Hackers & Designers)、マーカス・ドレッセン(Markus Dreßen)、サラ・カーマン(Sara Kaaman)、アーニャ・カイザー(Anja Kaiser)、ジョンミョン・リー(Jungmyung Lee)、ヴィンセント・シアー(Vincent Schier)、レベッカ・ステファニー(Rebecca Stephany)、フランシスカ・ズウォレン(Franciska Zólyom)、カールスルーエ造形大学の学生、他

編集を手がけたアーニャ・カイザーは、フェミニズムの文脈やクラブカルチャーシーンで活躍、抵抗のための空間を切り開こうと尽力する。また、レベッカ・ステファニーの多声的な文化活動は、分野横断的な社会批判、規律に縛られないリサーチツール、イメージへの抑えきれない渇望によって支えられている。

by Glossary of Undisciplined Design

REGULAR PRICE ¥3,630  (tax incl.)

softcover
312 pages
110 x 175 mm
color, black and white
2021

published by SPECTOR BOOKS