SKOPJE WALKIE TALKIE by Susanne Hefti

スイス人アーティスト、スザンヌ・ヘフティ(Susanne Hefti)の作品集。一般大衆にアピールする国家主義的な権力の構造を正当化するために、公共空間がどのようにして作り変えられているのかをテーマにした一冊。北マケドニア共和国の首都スコピエを例として、本書は新しく作られた華々しいこの街のアイデンディティがどのような影響を与えてきたのかを示している。スコピエの街には2008年から2018年の間に推定6億8000万ユーロをかけて新しい建物が次々と建設された。1960年代に大震災に見舞われたマケドニアでは、国連主導の巨大な再建プロジェクトによって1960年代から1970年代にかけて建築の知見が積み重ねられてきたが、それもこの新しい動きによって忘れ去られ、軽視され、あるいは破壊されてしまった。この都市空間を芸術的・政治的に探求した本書は、スイス人建築家、キュレーターのダムヤン・コカレフスキー(Damjan Kokalevski)の長期的なコラボレーションから生まれた。

by Damjan Kokalevski , Susanne Hefti

REGULAR PRICE ¥8,250  (tax incl.)

hardcover
242 pages
248 x 365 mm    
color, black and white
2019

published by SPECTOR BOOKS