365 DAYS OF INVISIBLE WORK by Werker Collective, Marina Vishmidt, Lisa Jeschke

オランダを拠点として活動するプロジェクト「Werker Collective」、イギリスを拠点に活動するアメリカ人作家であり編集者、批評家のマリーナ・ビシュミット(Marina Vishmidt)、ドイツ人詩人のリサ・イェシュケ(Lisa Jeschke)による作品集。労働と写真にまつわる様々な取り組み、制作を長きに渡り行なっている「Werker Collective」の活動の一環である「Domestic Worker Photographer Network」。アマチュア写真家がオンライン上に画像を投稿できる仕組みとなっており、そこで収集・編纂した365のイメージを収録。このオープンネットワークのメンバーは庭師、皿洗い、家事労働者、母親、インターン、アーティスト、(不法)移民などに扮して写真を撮り、共同体や政治の視点から家庭内の環境を表現した。家事労働と家庭における仕事を現代のアマチュア写真家の目を通じて批判的に考察した一冊となっており、「Werker Collective」の創始者であるマーク・ロイグ・ブレサ(Marc Roig Blesa)とロヒール・デルフォス(Rogier Delfos)が創立した『Werker Magazine』シリーズの第3弾である。本シリーズはユトレヒトのCasco – Office for Art, Design and Theoryが2009年10月から12月に実施した「暮らしについて」のリサーチプロジェクト「Grand Domestic Revolution」の一部として始まった。「Werker Collective」は1920年代と1930年代に起こった「Worker Photography Movement」に触発されて活動を開始。単に言葉の上のアプロ―チではなく、自己表現、自費出版、画像分析、集団的な学習プロセスに基づき、このムーブメントの写真撮影の方法論を現代に復活させる方法を模索する。

by Lisa Jeschke , Marina Vishmidt , Werker Collective

REGULAR PRICE ¥4,180  (tax incl.)

softcover
780 pages
116 x 180 mm    
black and white
2017

published by SPECTOR BOOKS