WHITNEY BIENNIAL 2022: QUIET AS IT'S KEPT

本書は、1932年からアメリカの「ホイットニー美術館(Whitney Museum)」が主宰で開催されている「ホイットニー・ビエンナーレ(Whitney Biennial)」の第80回目となった、2022年の「 WHITNEY BIENNIAL 2022: QUIET AS IT'S KEPT」の図録。アメリカ現代芸術のバロメーター的な存在として、常に重要視されてきたビエンナーレの最新版を紹介する一冊。

本書は、このビエンナーレに参加した全アーティストの展覧会経歴、参考文献、図版等の資料に加え、アーティストによるステートメントやインタビューも掲載し、アーティスト自身の主張や声も強調している。また、キュレーターや他の寄稿者によるエッセイも掲載し、本展のテーマについての解説や参加アーティストに関する考察も加えている。本展のキュレーターであり、ホイットニー美術館自体のキュレーターも務めるデイビッド・ブレスリン(David Breslin)とエイドリアン・エドワーズ(Adrienne Edwards)は、現役で活動するアーティストと密接な協働を行うことで知られている。文化的、社会的、政治的背景が大きく変化したこの数年を経て開催された本展に伴い刊行された本書は、「ホイットニービエンナーレ」という歴史あるイベントの新たな側面を提示すると共に、アメリカにおける現代美術の動向を知る上で貴重な資料としての役割も果たしている。

REGULAR PRICE ¥9,350  (tax incl.)

hardcover
268 pages
210 x 297 mm
color, black and white
2022

published by WHITNEY MUSEUM OF AMERICAN ART

published by YALE UNIVERSITY PRESS