パリのアートシーンを牽引してきたギャラリスト、イヴォン・ランベール（Yvon Lambert）がフランス南部アヴィニョンに構える私設美術館「Collection Lambert」で2001年に開催された展覧会「Collections d’artistes」に伴い刊行された図録。美術館のディレクター、エリック・メジル（Éric Mézil）の着想によって実現した展覧会とこの図録は、アートコレクターとしての側面も持つアーティストたちによる選りすぐりのコレクションを含めたインテリアが蒐集されたカタログであり、各アーティストへのインタビューも収録されている。スペイン人画家ミケル・バルセロ（Miquel Barcelo）、フランス人でありアメリカで活動した彫刻家ルイーズ・ブルジョワ（Louise Bourgeois）、フランス人アーティストのダニエル・ビュラン（Daniel Buren）、アメリカ人フォトグラファーのナン・ゴールディン（Nan Goldin）、アメリカ人画家エルズワース・ケリー（Ellsworth Kelly）、リトアニア人映画監督ジョナス・メカス（Jonas Mekas）、アメリカ人画家であり映画監督のジュリアン・シュナーベル（Julian Schnabel）、アメリカ人フォトグラファー、アーティストのAndres Serrano（アンドレス・セラーノ）など錚々たる巨匠らが名を連ねる。パリを拠点とするデザインユニット「Antoine + Manuel」がデザインを手がけ、エリック・メジルや美術史家のパスカル・グリーナー（Pascal Griener）、Gagosian Galleryのディレクターであるイラン・ウィンゲート（Ealan Wingate）らがテキストを寄稿。