AA BRONSON’S HOUSE OF SHAME by AA Bronson

カナダ人アーティスト、A・A・ブロンソン(AA Bronson)の作品集。アーティストグループ「General Idea」の創設メンバーであり、非営利団体「Printed Matter, Inc.」のディレクターとして「NY Art Book Fair」や「LA Art Book Fair」をスタートした人物としても知られる作者は、かつて「General Idea」のメンバーであった2人を1994年に亡くして以降、1人でアイデンティティを確立し、仕事や友情、愛情の新たな形を作り上げなければならなかった。それが過去25年間、作者の芸術活動の中核を成し、若いクィアアーティストとのコラボレーションや、社会的な絆の創造が中心となる作品を展開してきた。本書では2013年から2018年にかけて行った展覧会の概要を通して、作品における社会的側面が強調される内容で集約されている。アート、友情、コラボレーション、精神性、ユーモアがユニークに融合しアーティストたちのコミュニティを垣間見ることができる。本書は2部構成となっており、第1部はエッセイとアーティストへのインタビューとともに、作品と展覧会をまとめており、第2部では、作者の友人たちを招き、5年間にわたるそのコミュニティーの共同生活を語る『Journal de Bord』が収録されている。

オランダのホテルの一室で行われた2人の裸の男性による夜の秘密の儀式、魔導士に扮した作者がトラウマを共有するために訪問者と出会う織物のテント、雄鶏の羽で飾られたバッドプラグ(性玩具)、クィア・ジンのコレクション... 作者が過去数年間に行なった特異な芸術活動が本書に集約されている。

by AA Bronson

REGULAR PRICE ¥8,580  (tax incl.)

hardcover
288 pages
165 x 230 mm
color
2021

published by EDITION PATRICK FREY