メキシコ人アーティスト、アブラハム・クルズヴィエイガス（Abraham Cruzvillegas）の作品集。2014年12月から2015年2月にかけてポーランドの「グダニスク・シティ・ギャラリー（Gdańsk City Gallery (GGM)）」で開催された展覧会に伴い刊行された。

メキシコの作曲家であり指揮者のフリアン・カリージョ（Julián Carrillo）と、ドイツ人現代小説家であるギュンター・グラス（Günter Grass）の代表作である『ブリキの太鼓』で描かれる架空の人物オスカー・マッツェラート（Oskar Matzerath）を通じて、「コミュニケーションの不可能性」と「理解の可能性」の概念に言及する、自身の「オートコンストラクション（自己構築 / Autoconstrucción）」プロジェクトのインスタレーションを記録した一冊。