BURE by Jürgen Nefzger

ドイツ人フォトグラファー、ユルゲン・ネフツガー(Jürgen Nefzger)の作品集。フランスのグラン・テスト地域圏のムーズ県にある小さなコミューン、ビュール(Bure)では、何十年にも渡って原子力発電反対派のフランス人やドイツ人が高レベル放射性廃棄物の最終処分地の建設反対運動を続け、ルジェックの森の中でこの反対運動は発達していった。作者は森を仮の住処にした反対派の人々の日々の生活を記録、そのキャンプが2018年2月に撤去されるまで撮り続けた。本書のイメージは、完全に武装した国家権力と、一見して全く勝ち目のない数名の個人による抵抗とのアンバランスさを浮き彫りにしている。しかしそれでも、本質的に隠れてしまっているこの抵抗運動は、断固として「NO」であるという意思を表明している。写真を通じて現代の市民による抵抗運動を長期的に研究した本作は、ヘンリー・デイヴィッド・ソロー(Henry David Thoreau)の著書『市民の反抗』に影響を受けている。1849年に発表されたこの革新的なエッセイは、作者の写真を補完するものとして収録されている。

by Jürgen Nefzger

REGULAR PRICE $31.00

softcover
92 pages
240 x 300 mm    
color
2019

published by SPECTOR BOOKS